割戻金の仕組みと実績——年間4,000〜8,000円程度の目安

共済の大きな特徴のひとつが「割戻金(わりもどしきん)」です。決算で剰余が生じた場合に、加入者(組合員)に対して支払った掛金の一部を返還する仕組みで、5月末時点で有効な契約が対象となります。

こくみん共済 coop の総合保障タイプにおける割戻金の目安は年間4,000〜8,000円程度です。2024年度の実績では、1口(掛金900円/月)に対して約160円/月が割り戻された例があります。

出典:こくみん共済っていいの?メリット・デメリット、割戻金一覧 | こくみん共済 coop 公式サイト

加入商品や掛金額によって返金率は異なり、剰余が生じない年は割戻金がゼロになる場合もあるため、あくまで「参考値」として捉えることが大切です。

こくみん共済と県民共済の違いを比較する——加入資格・割戻率・商品の幅

両組織の違いを一覧でまとめます。

比較項目こくみん共済 coop県民共済(全国生協連)
運営母体全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)全国生活協同組合連合会(全国生協連)
加入条件出資金を払い込めば全国どこからでも加入可申込先都道府県に居住または勤務が条件
出資金1口100円・最低10口(1,000円)以上1口200円(都民共済の例)
主な商品数多種多様(総合保障・医療・生命・住まい・くるま)総合保障型・入院保障型・こども型など数種類
割戻率(2024年度)総合保障タイプ2口:約17.8%都民共済 総合保障型:約38.57%
加入件数非公開(約2,000万件規模)全国約2,150万件(令和7年3月末)

割戻率は県民共済の方が高い傾向にありますが、こくみん共済 coop の強みは全国加入可能と商品の多様性にあります。

出典:こくみん共済と県民共済の違い比較

こくみん共済のメリットとデメリット

メリット

  • 全国どこからでも加入でき、転居後も継続しやすい
  • 18〜59歳は年齢・性別問わず掛金が一律
  • 月900円(1口)から始められる低コスト設計
  • 医療・生命・住まい・車まで幅広い商品ラインナップ

デメリット・注意点

  • 割戻率は県民共済より低い傾向(2024年度:約17.8% vs 約38.57%)
  • 60歳以降に総合保障タイプの保障が減少する
  • 死亡保障の上限は最高3,000万円(民間保険より小さいケースあり)
  • 保障内容のカスタマイズ(中途での付加・減額)が基本的に不可

まとめ——こくみん共済に向いている人・県民共済が向いている人

まとめ
こくみん共済 coop(全労済)は1957年設立の非営利協同組合で、「県民共済」とはまったく別の組織です。「全国加入可」「掛金18〜59歳一律」「住まいから車まで幅広い商品ライン」が最大の特徴です。一方、割戻率は県民共済より低い傾向があります。

・こくみん共済 coop が向いている人:転勤・引越しが多い方、居住都道府県に県民共済がない方、保障を一か所にまとめたい方
・県民共済が向いている人:割戻率を重視する方、居住都道府県内での加入を優先する方

どちらも「掛金が安くシンプルな保障」が共済ならではの魅力です。公式サイトで資料請求・見積もりを行い、自分のライフスタイルに合う方を選んでみましょう。