「国民共済」と検索して「こくみん共済 coop」というブランド名を見かけた方も多いでしょう。正式名称は「全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)」で、愛称が「こくみん共済 coop」です。似た名前の「県民共済」とは運営母体も加入条件も異なる別組織です。本記事では仕組み・主要商品・掛金例を整理し、県民共済との違いをわかりやすく解説します。

この記事でわかること
・こくみん共済 coop(旧全労済)の組織の成り立ちと、県民共済との違い
・総合保障タイプをはじめとした主要商品と掛金の目安
・割戻金の仕組みと、こくみん共済を選ぶべき人・県民共済が向いている人

こくみん共済 coop(全労済)とは——全国労働者共済生活協同組合連合会が運営

こくみん共済 coop の正式名称は「全国労働者共済生活協同組合連合会」で、略称「全労済」、愛称「こくみん共済 coop」です。1957年9月29日に18都道府県の労働者共済生活協同組合が連合会を結成したのが始まりです。消費生活協同組合法(生協法)に基づく非営利の協同組合で、現在は全国47都道府県の58会員生協で構成されています。

出典:こくみん共済 coop 公式サイト、こくみん共済 coop グループ概要

県民共済とは別組織——運営母体・加入条件・名称の違いを整理する

「こくみん共済」と「県民共済」は名称が似ていますが、まったく別の組織です。県民共済は「全国生活協同組合連合会(全国生協連)」が運営し、各都道府県の県民共済生協が窓口です。

出典:全国生協連公式サイト

最大の違いは「加入資格」です。県民共済は申込先の都道府県に居住または勤務していることが条件ですが、こくみん共済 coop は居住地を問わず全国から加入できます。転居が多い方や地元に県民共済がない都道府県の方には、こくみん共済 coop が選択肢となります。

出典:こくみん共済と県民共済の違い比較

こくみん共済の商品ラインナップ——生命・医療・住まい・くるまを網羅

こくみん共済 coop は「人の保障」「住まいの保障」「くるまの補償」の3カテゴリで幅広い商品を展開しています。

出典:こくみん共済 coop 公式サイト

カテゴリ主な商品概要
人の保障こくみん共済(総合保障タイプ)入院・死亡・重度障がいをセットで保障
人の保障総合医療共済入院・手術・三大疾病・先進医療に対応
人の保障せいめい共済死亡・介護に特化した保障
住まいの保障住まいる共済火災・地震・台風など自然災害全般
くるまの補償マイカー共済対人・対物・車両・人身傷害を網羅

商品ごとにプランや特約を選べるため、民間保険に近い柔軟な設計が可能です。

加入に必要な「組合員」手続きとは

こくみん共済 coop に加入するには各都道府県の労済生協の「組合員」になる必要があります。出資金は1口100円・最低10口(1,000円)以上で、医師の診断書は不要、職業制限もありません。引受基準緩和型プランは持病がある方も加入しやすく、転居後も住所変更のみで継続できます。

出典:こくみん共済と県民共済の違い比較、こくみん共済 coop 公式サイト