時間外労働の削減

働き方改革の重要ポイントの一つは長時間労働の是正です。そのためには、一人ひとりが今まで以上に効率よく働き労働生産性を向上させる必要があります。

事例を紹介
低温食品物流を中心にした運送事業を展開する新雪運輸では日報の自動化やリモート会議を推進して時間外労働を大幅に削減しました。

金属加工の専門会社である山田製作所では進捗状況の確認と共有を行うための「工程管理ボード」を導入し、無駄な作業を省くようつとめています。

参考:厚生労働省

生産性を向上させ待遇を改善

生産性を向上させ、一人で多くの仕事ができるようになれば、それだけ少ない人員で業務を行うことができます。スキルを身につけた社員の待遇を改善することで労働者の満足度向上も達成できます。

事例を紹介
宮城県仙台市の秋保温泉にある奥州秋保温泉蘭亭では、従業員をパート・アルバイトから新規採用の正社員に入れ替え、さまざまな部門を担当できるマルチタスク人材の育成に力を入れています。

同時に業務のIT化も推進し、予約状況確認や発注業務をオンライン確認に変更しました。これにより、紙ベースだったころと比べて時間ロスの削減にも成功しています。

参考:厚生労働省

幅広い人材の活用

生産年齢人口が減少する中、幅広い人材を確保することで状況を打開する企業もあります。

事例を紹介
バーチャルオフィスを運営するナレッジソサエティでは、週休4日制という仕組みを導入し注目を集めています。採用問い合わせが自社に直接来るようになったため、就職サイトを利用する必要がなくなり、採用コストの削減につながりました。

一般的な週休2日制の社員に比べると給与は安くなりますが、自由時間が多くなるため魅力を感じる社員も少なからずいます。

参考:厚生労働省