割戻金(配当)の仕組みと令和5年度の実績
東京都民共済の大きな魅力のひとつが「割戻金」制度です。毎年3月の決算で剰余金が生じた場合、前年4月〜当年3月に支払った掛金に割戻率を乗じた金額が例年8月上旬に加入者の口座へ振り込まれます。共済金の支払い有無にかかわらず、剰余金が生じれば割戻金が受け取れます。
令和5年度の割戻率実績
| プラン | 令和5年度割戻率 |
|---|---|
| 総合保障型・入院保障型 | 36.02% |
| こども型 | 18.27% |
| 熟年型・熟年入院型 | 25.85% |
| 傷害保障型共済 | 36.48% |
| 新型火災共済 | 20.00% |
総合保障型・入院保障型の割戻率は36.02%と高水準です。総合保障4型(月4,000円)の場合、年間掛金48,000円に対して割戻金は約17,289円となり、実質月額負担は約2,559円まで抑えられる計算になります。割戻率は毎年の決算状況により変動するため、あくまで目安としてご参考ください。
都民共済のメリット・デメリット
メリット
- 掛金が低水準:月1,000円〜4,000円で生命・入院・通院保障をカバーできる
- 割戻金がある:剰余金は掛金の30〜36%程度が加入者に還元され実質負担が軽くなる
- 入院1日目から保障:待機期間なし、日帰り入院も対象となる
- 掛金が年齢で変わらない:60代になっても掛金が増額されない安心感がある
デメリット
- 保障額の上限が低め:熟年型の死亡保障は100〜200万円と民間保険より少ない
- 60歳以降は保障が段階的に減額:60〜65歳での引き下げに注意が必要
- 貯蓄・資産形成機能はない:終身保険や積立型の商品がない
こんな人に都民共済が向いている
向いている方
- 低掛金で入院・死亡の基本保障を確保したい20〜40代の方
- 民間保険の掛金が負担になっており保険の見直しを検討している方
- 子どもの入院・通院リスクに月1,000円から備えたい子育て世帯
- 65〜69歳で手頃な掛金で保障を確保したいシニア世代
向いていない方
- 大きな死亡保障(数千万円)が必要な方(住宅ローン返済中の家計の担い手など)
- 細かな特約の追加でリスクを精密にカバーしたい方
都民共済はすでに民間保険に加入している方が「補完的な保障」として活用するのが賢い選択のひとつです。シンプルな構成で保険料を抑えながら、割戻金で実質負担をさらに軽減できる仕組みは、保障コストを重視する方にとって魅力的な選択肢といえます。
まとめ
東京都民共済は全国生協連系列・東京都知事認可の非営利生活協同組合が運営する共済です。月1,000円〜4,000円の4プランで総合保障型・入院保障型・こども型・熟年型をカバーし、令和5年度の割戻率は総合保障型・入院保障型で36.02%、熟年型で25.85%となっています。入院1日目からの保障と年齢に関係なく掛金が変わらない設計が魅力ですが、保障額の上限は民間保険より低めです。ライフプランや既存の保険とのバランスを考えながら、自分に合ったプランを選ぶことをおすすめします。
