地震等共済金と地震特約——基本5%と特約追加で最大20%の仕組み

地震・津波・噴火による損害は「地震等共済金」として別に取り扱われます。基本の保障では住宅が半焼・半壊以上の場合に加入額の5%(最高300万円)、加入額100万円以上で損害額が20万円を超える一部破損には一律5万円が支払われます。

出典:熊本県民共済

地震特約を付加することで半焼・半壊以上の損害に対して加入額の15%が追加され、基本の5%と合計で最大20%まで保障されます。例えば加入額3,300万円なら最大660万円です。地震特約は割戻金の対象外ですが、地震保険料控除の対象となります。地震特約は新型火災共済に付加する形でのみ申し込み可能で、単独での加入はできません。

出典:wismoney.jp

住宅の保障額と掛金——木造・鉄筋コンクリート別シミュレーション

掛金は建物の構造と保障額(延床面積を目安)によって決まります。以下は主要な坪数別の掛金です。

出典:熊本県民共済

延床面積保障額(共通)木造月払木造年払RC造月払RC造年払
10坪700万円490円5,600円294円3,360円
20坪1,400万円980円11,200円588円6,720円
30坪2,100万円1,470円16,800円882円10,080円
40坪2,800万円1,960円22,400円1,176円13,440円
50坪3,500万円2,450円28,000円1,470円16,800円

鉄筋コンクリート造は同じ保障額に対して掛金が木造等より約40%低くなっています(割安)。木造住宅の保障額1,000万円あたり月々700円という低掛金は、民間保険と比べて大きな魅力です。

出典:全国生協連LP

家財共済の掛金目安——世帯人数別に確認する

家財の保障額は世帯人数を基準に設定します。

出典:熊本県民共済

世帯人数保障額木造月払木造年払RC造月払RC造年払
1人400万円280円3,200円168円1,920円
2人800万円560円6,400円336円3,840円
3人1,200万円840円9,600円504円5,760円
4人1,600万円1,120円12,800円672円7,680円
5人以上2,000万円1,400円16,000円840円9,600円

家財の上限は2,000万円です。鉄筋コンクリート造の掛金は木造の約40%低く、マンション居住者にとってコストメリットが大きくなります。

年払い割引と割戻金——実質コストを下げる2つの仕組み

掛金の実質負担を下げる仕組みが2つあります。

年払い割引は月払いより約5%割安で、選ぶだけで自動的に掛金を抑えられます。

出典:全国生協連LP

割戻金は決算時に剰余金が生じた場合、3月31日時点の加入者へ8月上旬に振り込まれます。埼玉県民共済・東京都民共済の令和7年3月決算では払込掛金の20.00%が割り戻されており、年払掛金29,600円のモデルケースでは5,920円の割戻金が受け取れました。実質の年間掛金は23,680円になる計算です。なお地震特約の掛金は割戻金の対象外で、剰余金が発生しない年はゼロになる点も覚えておきましょう。

出典:埼玉県民共済