肝臓の代謝に登場する主な栄養素

肝臓はタンパク質の合成、有害物質の解毒・分解、胆汁の生成など、体内で500種類以上の代謝反応に関わっています。こうした働きを支えるとされる栄養素を以下の表にまとめました。

出典:ぎょうとく内科

栄養素主な食品関わる働き
良質たんぱく質豆腐・鶏胸肉・白身魚肝細胞の材料となる
タウリンしじみ・イカ・えび食品に含まれる含硫アミノ酸の一種
オルニチンしじみ・えのきだけ食品に含まれるアミノ酸の一種
ビタミンA・C・Eにんじん・ブロッコリー・アボカド抗酸化作用に関わる
食物繊維きのこ・海藻・野菜腸内環境に関わるとされる

出典:味の素

※食品としての摂取が特定の健康効果を保証するものではありません。

積極的に摂りたい食べ物・飲み物

肝臓病専門医によれば「肝臓が良くなる魔法のスーパーフードは存在しない」とされており、特定の食品に頼りすぎず幅広くバランスよく取り入れることが基本です。

出典:斉藤内科クリニック

食べ物の例:しじみ・イカ・タコ(タウリン・オルニチン含有)、豆腐・納豆・大豆製品(植物性たんぱく質)、ブロッコリー・きのこ・海藻(食物繊維・ビタミン)

飲み物の例:無糖コーヒー(研究が複数報告されていますが、食品としての摂取が特定の効果を保証するものではありません)、水・麦茶(水分補給の基本)、緑茶(カテキンが抗酸化作用に関わる)

出典:斉藤内科クリニック(食事術)

肝臓への負担を避けるために控えたい食品

「良いものを摂る」より「負担をかけるものを避ける」ことが先決とも言われています。特に次の点に注意が必要です。

出典:斉藤内科クリニック

  • アルコール:継続的な飲酒が肝臓に負担をかけるとされており、休肝日を設けることが一般的に推奨されています(出典:横浜橋クリニック)
  • 清涼飲料水・ジュース:果糖ブドウ糖液糖が中性脂肪の蓄積に関わるとされています
  • 揚げ物・高脂質な食事:週1〜2回程度に控えることが推奨されています
  • ウコンのサプリメント:過剰摂取による肝障害の報告もあり、用量に注意が必要です(出典:養命酒)

日常で実践できる食事の選び方

コンビニや外食でも意識次第でバランスの整った食事に近づけます。

  • コンビニで選べる食品:納豆・豆腐・しじみ入り味噌汁・野菜の副菜・無糖コーヒー
  • 外食時のポイント:揚げ物より焼き・蒸し料理を選ぶ、定食で野菜と魚をバランスよく

塩分の摂りすぎは健康全体への負担になるため、男性1日7.5g未満・女性6.5g未満の目標を意識することが大切です。

出典:味の素

まとめ

バランスのよい食事を心がけるには、良質なたんぱく質・タウリン・オルニチン・ビタミン類・食物繊維をバランスよく摂り、アルコールや清涼飲料水・高脂質な食品の過剰摂取を避けることが基本です。気になる症状は医療機関にご相談ください。