消費税の使い道は?

消費税は、日本国内で消費される商品やサービスに課せられる税金です。消費税は主に社会保障経費(年金・介護・医療・少子化対策)、地方の社会保障の財源などに使われています。

消費税として支払った税金は、政府が適切に管理・配分し、主に以下のような使途に利用されます。

年金

消費税の一部は、年金制度維持のために使われています。少子高齢化で給付費が急増しているため、消費税で財源が賄われているという側面があります。

介護

介護制度の整備のために消費税の一部が利用されています。年金給付と同じく介護に必要な費用も年々急増しているため、消費税収入が使われています。介護制度の経費には介護施設の整備、看護師の育成なども含まれます。

医療

消費税の一部は、医療費にも使われています。医療機器の導入や医師の育成に関する費用、医療機関への補助金などもこの項目に含まれます。

少子化対策

年金・医療など早急に対策が必要な財源だけでなく、長期的視点での少子化対策にも消費税は使われています。子育て世帯への給付やベビーシッター利用の補助など少子化対策を推進する政策のための費用になっています。

地方の社会保障の財源

消費税の約9割は国税として、上記4種の社会保障の財源となりますが、残りの約1割は地方税として、地方の社会保障の財源や一般財源となります。一般財源とは、地域の暮らしを支える公務員の給与や公共インフラの維持のための費用です。