お腹にガスがたまるしくみと主な原因

腸内には通常約200mL(コップ1杯程度)のガスが存在し、そのほとんどは血液に吸収されて呼気として排出されます。

出典:大幸薬品

おならやげっぷとして出るのは全体の10%未満で、腸内ガスの約99%は無臭の気体です。

出典:ツムラ

ガスが過剰にたまる主な原因は下表の通りです。

原因具体的な状況
空気の飲み込みすぎ早食い・炭酸飲料・ストレス
腸内環境の乱れ悪玉菌が増えてガス産生が増加
便秘によるガスの停滞排便が滞りガスが腸に残る
腸の動きの低下運動不足・冷え

体内のガスの約70%は、無意識に飲み込んだ空気とされています。

出典:ビオスリー

今すぐできるガス抜きの方法

ガス抜きのポーズ

仰向けに寝て両膝を胸に引き寄せ、30秒ほどキープするポーズが広く知られています(大幸薬品公式サイト)。広く紹介されている民間のセルフケアとして、休憩時に試しやすい方法です。

ツボ押し

ツボ名場所押し方の目安
天枢(てんすう)へそから指2本分外側1回6秒・適度な強さ
腹結(ふくけつ)天枢から指3本分下同上
大腸兪(だいちょうゆ)腰の骨の両側同上

出典:bio-three.jp

温め

お腹をカイロや入浴で温めることも、腸の働きに関わる習慣として知られています。入浴の目安は38〜40℃のお湯に15〜20分です。

出典:ワカモト製薬

ガスだまりに向けたOTC・漢方の選択肢

OTCの選択肢

ドラッグストアでは腸内環境に関わる整腸剤や、ジメチコン配合の製品など複数のカテゴリが流通しています。自分の状態に合うかは個人差があるため、購入前に薬剤師に相談することをおすすめします。

漢方の選択肢

漢方では、ガスだまりを「脾虚(消化機能の低下)」「気滞(気の流れの滞り)」「寒邪(冷えの影響)」という概念で捉えるとされています。体質によって選択肢が異なると言われており、冷えを伴うタイプ・ストレスが強いタイプなど、それぞれに向いた処方があるとされています。

漢方薬の選択は体質によって異なります。薬剤師・医師にご相談ください。

ガスをためない日常習慣

習慣目安
水分補給1日1.5〜2リットル
咀嚼ひと口20〜30回を目安に
運動有酸素運動を週3日・30分程度
食物繊維偏りなく適量を摂る

まとめ

腸内ガスの大部分は無臭で、主な原因は空気の飲み込み・腸内環境の乱れ・便秘・冷えなど。ガス抜きのポーズ・ツボ押し・温めが広く知られているセルフケアの選択肢です。OTCの整腸剤や漢方は複数の選択肢があるため、体質に合ったものを薬剤師に相談して選びましょう。