体組成計や健康診断で「体脂肪率○%」を見て「これは高いの?低いの?」と疑問を持った経験はありませんか?この記事では体脂肪率の定義・計算方法・男女別標準値・BMIとの違い・隠れ肥満まで初めての方にもわかりやすく解説します。

  • 体脂肪率の定義と計算式
  • 男女別・年代別の標準値
  • BMIとの違いと「隠れ肥満」の意味

体脂肪率とは——定義と計算式

体脂肪率とは、体重に占める脂肪の割合のことです。計算式は次のとおりです。

体脂肪率(%)= 体脂肪量(kg)÷ 体重(kg)× 100

たとえば体重60kgで体脂肪量が15kgなら体脂肪率は25%です。脂肪はエネルギー貯蔵・内臓保護・体温調節など欠かせない役割を担っていますが、過剰になると様々な健康リスクにつながると言われています。

脂肪には内臓脂肪(腹部周辺・りんご型、男性に多い)と皮下脂肪(腰・お尻・洋なし型、女性に多い)の2種類があります。内臓脂肪はつきやすく落としやすく、皮下脂肪はつきにくく落としにくいとされています。

体脂肪率を測る体組成計(体脂肪スケール)

出典:Wikimedia Commons / Tilt u (CC BY 3.0)

男女別・年代別の標準値一覧

体脂肪率の標準値は性別・年齢によって異なります。女性は男性より高い標準値が設定されています。

区分やせ標準軽肥満肥満
男性(18〜39歳)〜10%11〜21%22〜25%26%〜
男性(40〜59歳)〜11%12〜22%23〜26%27%〜
女性(18〜39歳)〜20%21〜34%35〜39%40%〜
女性(40〜59歳)〜21%22〜35%36〜40%41%〜

出典:ガーデンクリニック(タニタ準拠)

女性は妊娠・出産・ホルモンバランス維持に脂肪が必要なため、男性より高い基準値が設定されています。

BMIと体脂肪率の違い

BMI(ボディマス指数)は「体重÷身長²」で算出する体格指数で、日本肥満学会ではBMI 25以上を肥満と定義しています。体脂肪率は実際の脂肪割合を示し、筋肉量を反映しない点がBMIの限界です。筋肉量の多いアスリートはBMIが高くなる場合があります。体重が標準範囲内でも体脂肪率が高い「隠れ肥満」はBMIでは検出できず、両指標を組み合わせることが有効とされています。

体脂肪率が高すぎる・低すぎる場合のリスク

体脂肪率が高い状態は健康面のさまざまな指標と関わると言われており、男性25%以上・女性30%以上が肥満の目安とされています。一方、極端に低い状態は女性のホルモンバランスや体調面への影響が指摘されることもあるため、低すぎる場合にも注意が必要です。

隠れ肥満とは

「隠れ肥満」とは、体重やBMIが正常範囲内であっても体脂肪率が高い状態です。見た目はほっそりしていても体内の脂肪割合が多く筋肉量が少ない状態で、加齢に伴う体力低下と関わりが指摘されることもあります。体重計だけでなく体組成計で定期的に体脂肪率を確認することが推奨されます。

出典:chiken-japan.co.jp

まとめ

体脂肪率は体の脂肪割合を示す重要な指標で、「体脂肪量÷体重×100」で計算できます。男性の標準値は11〜22%程度、女性は21〜35%程度が目安です。BMIを補完する指標であり、隠れ肥満の発見にも役立ちます。体組成計で数値を定期確認することが健康管理の第一歩です。